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昨今の格安simの普及により中古スマホの需要、流通はすごく増えています。
スマホの中古売買は最近普及が進んだジャンルなので、イマイチ理解していない人も多いように思います。
その為、中古のスマホを購入したものの全く使えない、しばらくして使えなくなってしまった!というトラブルも少なくありません。
そこで今回は中古スマホ購入の際の正しい知識と注意点をまとめてみたのでご紹介します。
目次
白ロム、赤ロム、黒ロム、灰ロムの違い
中古でスマホの購入を考えたことがある人なら一度は白ロムという言葉を聞いたことがあるでしょう。
しかし白ロムに似た言葉でも赤ロムや黒ロムや灰ロムなどもあるので、しっかりそれぞれの言葉の意味を確認しておきましょう。
白ロム
携帯電話回線の契約情報(電話番号)を端末に直接書き込む方式の機種で、契約情報が記載されていない状態の端末です。
簡単に言うとsimカードを挿せば使える(電話や通信が)状態になる端末の事ですね。
simカードとは契約情報が記載されている手の爪ぐらいの大きさのチップです。
simカードにより端末が電話番号を認識したり、契約情報に沿った電波を感知します。
simカードを差しても使えない端末もあり、それは赤ロム、灰ロムと呼ばれます。
赤ロム
赤ロムというのは機種のローン(分割払い)が滞ってしまい、キャリアにより利用制限(ロック)が掛けられた端末の事を言います。
この赤ロムというものは白ロムよりも安価に取引されています。
白ロムと同じ中古品なのですが、赤ロムはsimカードを差しても電話や3G,4G、LTEなどの通信ができません。(wifi通信は可能)
白ロムを購入したのに、赤ロムになってしまう可能性もあります。
例えば、私のiphone6をまだあと6か月分割支払いが残ってる状態で解約して、業者に中古品として売ります。
私は携帯電話の解約はしたが、機種本体の2年間の分割支払いのローンは月々3000円×6か月残っています。
この3000円×6か月は解約の際に一括で支払うか、残り6か月分割で支払うか選べます。
解約してからも分割での支払いを継続していく方を選んだ後、別の場所では私のiphone6は業者によって販売され、買い手の元に届きます。
3か月後に私が機種本体代のローン3000円の支払いを滞納した場合、私のiphone6を買った人の端末がロックされてしまいます。
これが白ロムが赤ロムに変わる構造です。
一括で支払いが済んでる、又は分割の支払いが終えてる白ロムは赤ロムになることがありませんので、購入の際にはそういった(ネットワーク利用制限○)白ロムを選ぶことをオススメします。
黒ロム
端末内のメモリに直接契約者情報(電話番号)が書き込まれていており、回線契約が結ばれていて利用可能な状態の端末が黒ロムです。
主に昔のガラケーに多かったですね。
スマホの場合は携帯ショップで契約して、simを挿して利用している状態の端末の事を黒ロムといいます。
灰ロム
白ロムや赤ロムに比べて耳にする機会は少ない灰ロムですが、基本的には市場に出回りません。
灰ロムとは紛失や盗難で端末に契約情報が残ったまま解約された端末の事です。
灰ロムの特徴は電波は受信するが通信はできないという点です。
simカード形式になってからは契約情報がsimカードに書き込まれ、簡単に出し入れできるので、灰ロムで市場に出回るより、白ロム赤ロムとして出回るるようになりました。
白ロム購入時の注意点
中古端末を購入の際にほとんどの人は格安sim用に白ロムを購入するわけですが、白ロムを購入の際にはいくつか注意点があります。
白ロムを購入したが、思った使い方ができなかったという失敗を無くすためにしっかり予習して購入に向かいましょう。
白ロム購入前には必ずネットワーク利用制限を確認しよう
ネットワーク利用制限とは、端末料金の未納時や契約時の本人確認書類が偽造されている物と分かった時にその端末に利用制限をかける事です。
このネットワーク利用制限を確認するためには端末の固有IDを知っておく必要があります。
端末には必ず「製造番号」や「IMEI」や「MEID」といった固有IDが存在します。
これらは端末1つ1つに発行されている番号で、同じものは2つこの世に存在していません。
これから白ロムを購入する人は購入しようと思っている端末が「白ロム」なのか「赤ロム」なのか「赤ロムになる可能性がある白ロム」なのかを把握する為に、端末のネットワーク利用制限をチェックしましょう。
各キャリアのHPにてネットワーク利用制限のチェックが行えます。判定結果は○、△、×の3つに分けられます。
ネットワーク利用制限○
端末代金を一括で支払ったか端末代金分割払いが完済している状態です。
90%くらいは安心してもよいのですが、それでも100%では安全安心ではありません。
特殊な事例によりネットワーク利用制限が○から×に変わることもあります。
特殊な事例他は、盗品だと判明した場合、不正契約により契約された形跡が判明した場合などです。
ネットワーク利用制限△
端末代金を一括で支払ったが、1~2か月しか経過していない、端末代金の分割支払いが残っている状態の端末です。
端末代金を一括での購入後はしばらくするとネットワーク判定が○になります。
恐らく転売目的での契約や犯罪に使用されないためのキャリアの工夫だと思われます。
端末代金の分割支払いが残っている状態の端末は分割支払いが完済すれば△から○になりますが、完済しないまま契約者が滞納してしまうと△から×になってしまいます。
ネットワーク利用制限△は白ロムが欲しい人にとっては正直危険な状態といえるでしょう。
利用に関しては△の状態でも○の状態と同じように利用できます。
ネットワーク利用制限×
端末代金の分割払いが滞納している、不正契約だと判明した場合など何らかの違反行為を行われた状態の端末です。
この状態の端末が「赤ロム」と言われるものになり、simカードを利用しての通信ができません。
そして一度ネットワーク利用制限が×になると△や○に戻ることは無いのでご注意ください。
用途によっては、あえて赤ロムを購入するのもアリ!?
大多数の人は白ロムを購入するのだが、赤ロムを購入したい人も少数ながらいます。
白ロムよりも赤ロムのほうが価格は当然安いです。
「simを挿すつもりもないし予定もない。wifiだけでしか使わない」という人は赤ロムでも問題ないかもしれません。
最近はお子さん用に白ロムを購入する人もいますが、simを挿さずにwifiだけ(家の中だけ)での運用を希望しているのであれば価格の安い赤ロムを購入するのもアリですね。
赤ロムの特徴は以下の通りです
・価格が安い
・simを使っての通信が出来ない。(電話やSMSや4G、LTE通信など)
・wifi通信は可能
もちろん格安simを利用したいのであれば赤ロムは絶対NGですが、用途によっては需要もあるので欲しい端末の白ロム価格と赤ロム価格を見比べてみてはいかがでしょうか。
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購入希望の端末がiPhoneの場合はアクティベーションロックもチェック!
iPhoneの白ロムを購入希望の場合はネットワーク制限とは別に「アクティベーションロック」の有無もチェックしなければなりません。
この「アクティベーションロック」とはiPhone内にある「iPhoneを探す」アプリに含まれる盗難防止機能です。
iPhoneを探すとは
「iPhoneを探す」がオンになっている時は利用しているiPhoneとAppleIDが紐づけられます。
iPhoneを紛失した際に違うiPhoneやiCloudのウェブサイトを通して、落としたiPhoneの位置情報を取得できます。
「iPhoneを探す」をオフにしないと初期化(工場出荷状態に戻す)が出来ない!
iPhoneを探すがオンになっている場合、盗難防止機能が働いていると考えてください。
iPhoneを落としてしまった時に落としたiPhoneを探したり、勝手に初期化されたりして悪用されないようにする機能です。
その為、他人に譲渡する時や買い取りに出す際には「iPhoneを探す」をオフにしなければならないのですが、個人間で行っているオークションなどではその知識がなく、「iPhoneを探す」をオンにしたまま売られていることがたまにあります。
iPhoneを探すをオンにしたまま初期化を行うと、アクティベーションロックが発動します。
アクティベーションと聞きなれない言葉ですが、アクティベーションは初期設定だと思ってもらえれば大丈夫です。
iPhoneを初期化するとiPhoneを使用する為に初期設定を行わなければなりません。
白い画面に「こんにちは」と出て、画面をスライドさせると、国や地域を選んだり、言語の設定をしたり利用規約を読んだりと初期設定が進んでいきます。
この初期設定を完了して初めてiPhoneを使用できるのですが、「iPhoneを探す」がオンになっていると、このアクティベーション中に設定していたAppleIDとパスワードを求められます。
設定していたAppleIDとパスワードを他人が知っている訳もないのでアクティベーションが完了せずにiPhoneを利用できないのでご注意ください。
※「iPhoneを探す」をオフにしていると、以前設定していたAppleIDとパスワードは求められないので、アクティベーションを完了してiPhoneを使用することができます。
iPhoneを探すは設定した本人しかオフに出来ない!
「iPhoneを探す」をオフにするにはAppleIDとパスワードが必要と言いましたが、これは設定した本人しか知らないので設定した人以外は「iPhoneを探す」はオフにできません。
Appleに持っていこうが、携帯ショップに持っていこうが、修理屋さんに持っていこうが、「iPhoneを探す」はオフになりませんのでご注意ください。
アクティベーションロックの確認方法
iPhoneの中古端末を購入しようと思っている方はiCloudのwebサイトにて、その端末のIMEIやシリアル番号を入力する事でその端末のアクティベーションロックがオンになっているかオフになっているか確認することができます。
第三者から中古iPhoneを購入する場合はIMEIやシリアル番号は必ず聞いて、事前にアクティベーションロックの有無を確認してください。
白ロム購入は赤ロム保障のあるショップかamazonがオススメ!
白ロムを購入する際はオークションでの売買よりも、ネットショップなどの方がオススメです。
ネットショップでは赤ロムになってしまった時の保障がついているショップが多いですからね。
ショップによっては「赤ロム永久保証」もあるみたいですね。
購入する際には「赤ロムになった時の保障」をよく確認することをオススメします。
amazonでの購入もオススメで、Amazonの場合は30日以内に赤ロムになったり不具合が発生した場合は、返品をする事が可能です。
これはショップとの交渉によってではなく、無条件にです。
もし返品要求をして3営業日以内に相手から返信が無かった場合は、「保証」を申請する権利があって、間にAmazonが入って仲介してくれます。最悪の場合でも代金はAmazonが保証してくれるので安心です。
まとめ
白ロムの購入の際は自分でチェックできるポイントもいくつかあるのでしっかりチェックして、トラブルを回避してください。
ショップなどでは、上記のポイントを事前にチェックして記載してくれていますので、そのチェックポイントの意味が分かると安心ですよね。
今回の記事を参考にして自分に合った中古スマホを探してみてください(^^)
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